法廷パートにおける最終弁論の陪審員たちの論告集です。
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* 第3話 [#f4ce1a31]
** 法廷【その2】 [#ta6717e9]
1ゴウ
「馬車の中には、他にヒトがいなかった。
じゃ、アイツしかいないね、ってことさ。」
2ゴウ
「乗客が4名で、儲けが20ペンス・・・・
あの御者の記憶は細かく、信用できます。」
3ゴウ
「アイツ、トナリに座ってたヤツをこう、
刺したんだ・・・・オレでもやらねえぜ!」
4ゴウ
「ワタクシ、今までのすべての発言から、
論理的に結論を導きだしただけです。」
5ゴウ
「馬車ギルドの御者は正直者だ。料金は
いつでも4ペンス。ウソつきはいない。」
6ゴウ
「床に倒れた被害者に、ナイフを
突き立てたなんて! 信じられない・・・・」
* 第4話 [#db9fccfd]
** 法廷【その1】 [#zc4c1fe2]
1ゴウ
「そもそも。その日本人は、最初から
自分で認めているではありませんか。」
2ゴウ
「『目の前で緑の外套の人影が倒れた』
それ、被害者以外に考えられないでしょ。」
3ゴウ
「古書店から、わざわざ遠回りして
帰る理由なんて、あるワケがないです!」
4ゴウ
「つまり。あのヒトってば。後ろから
刺しちゃったワケね。おお、コワい!」
5ゴウ
「なんでもいいから、終わらせてくれよ!
今日のシゴト、早く決めてえのよ!」
-(変更後)
「事件が起こった日は、1日中。
《メシャムロード》を掘り返してたぜ!」
6ゴウ
「《ボロブック古書堂》は・・・・よい店じゃ。
《ブルボン屋》は・・・・そうでもないじゃ。」
- (変更後)
「あの日の夕刻。キャラバッシュロードで
スッ転んで、意識を失っちまいましたな。」
** 法廷【その2】 [#t001fdb0]
1ゴウ
「被告人は、現場に“証拠”を
残している。あの3冊の古本をな。」
2ゴウ
「他に、被害者にナイフが刺さるような
“可能性”でもあれば、考えなおすけど。」
3ゴウ
「まあ。たとえ、オバサンが本を投げても
窓が閉まっていれば、関係ないしね。」
- (変更後)
「オバサンが本を投げたとき、窓が
開いていた・・・・たしかに、あり得るな。」
4ゴウ
「だいたいね。ちょっと本を投げるぐらい、
カワイイもんよ。死ぬワケじゃないし!」
- (変更後)
「たしかに。あのとき、窓は開いていたわ。
そんなのすっかり、忘れてたわねェ。」
5ゴウ
「とにかく、早く終わらせてくれよ!
今日の稼ぎがねえと、コロされちまう!」
- (変更後)
「怒りに燃えたオンナは、なんでも投げる。
包丁が飛んできたとき、そう悟ったぜ。」
6ゴウ
「そういえば・・・・最近。ウチでも
火事があって、カゼをひいちまったわ。」
- (変更後)
「冬の火事は、オソロシイ・・・・ケムリを
逃がすために窓を開けるから、カゼをひく。」
* 第5話 [#d0dece5f]
** 法廷【その1】 [#kc93bf17]
1ゴウ
「なにしろ。すべての証拠が、被告人の
《有罪》に照準を定めていますからな。」
2ゴウ
「メイドとして、目ざわりなクズは
さっさとかたづける・・・・それだけですわ。」
- (変更後)
「あの兄弟。街のゴミクズのクセに・・・・
探偵サマを撃つなんて、死刑ですわ!」
3ゴウ
「あの、写真。立体的に見れば、
真実はアキラカ・・・・ではありませんか。」
4ゴウ
「そもそも。もし、ワシが“忘れた”なら。
今ごろ、ブジなワケがないのだが・・・・」
5ゴウ
「ワタシの、この考え。いっそ
デンパに乗せて、世界に届けたいですわ。」
6ゴウ
「ヒトを見た目で判断しては、ダメデス。
あの兄弟は、ナニもしてないのダカラ。」
** 法廷【その2】 [#j84f3c13]
1ゴウ
「しょせん。“スリ”は“スリ”・・・・か。
ワレワレ善良な市民とは、違うのだッ!」
2ゴウ
「お部屋の弾丸は、2つだけ。
それでしたら。もう《決まり》なのよ。」
3ゴウ
「もう”立体的”に見るまでもないや。
どこからどう見たって、あの子さ!」
4ゴウ
「ううむ・・・・まさか、あの外科手術が
ここまでメンドウなコトになるとは・・・・」
-(変更後)
「撃たれたはずの弾丸が消えた“ナゾ”。
どこかに、拳銃の専門家はいないかッ!」
5ゴウ
「スリの子。犯行の前日も、窃盗未遂・・・・
どうやら、今日は忙しくなりそうですわ。」
6ゴウ
「ワタシ、拳銃の専門家。いろんな事件、
これまで見てキタ。なんでも知ってる。」